名前、生年月日、電話番号、住所。
長女、次女とは昨年の11月に初めて会い、そして3月に妻と籍をいれました。
そのため、長女・次女がどのようにして育ってきたのかは、わたしにとってはまったく知らないことです。
前回も書きましたが、妻の両親は自宅で仕事をしており、地元から出ることもなく、他人と接する機会が極端に少ないため、考え方が偏り、究極女性蔑視と男性差別という考えを持つ二人です。
その間で育った中では、妻は人として優れていると思うことが多いです。
人に対する思いやりや、優しさ、器の大きさなど。
あの両親からこの子が…と思うほどです。
しかしながら、結局は赤の他人。
教育によって人の人生や考え方は大きく変わっていきます。
先日、出生届を出した時のこと。
長女・次女の誕生日は覚えていますが、何年生まれか、までは覚えていません。
現在、この二人の通学問題のおかげで、実際のわたしの家と向こうの実家を行き来し、ほとんど向こうの実家に住まなければならない状態になっています。(来年、妻と子を連れて出る予定)
話を戻すと、長女・次女の生年月日と妻の実家の住所を書く必要がありました。
義母・妻に電話をしても出ません。
「あ、そうか。子供に聞けばいい話だ」
ここで衝撃でした。
長女(8歳)・次女(6歳)、どちらも自身の誕生日を西暦から言えません。
次女に至っては、自分の誕生日すら知りません。
となると当然、住所なんて言えたものではありません。
この記事を読んでいる方は「うんうん、わかる」と「だから?」というのが半々くらいではないでしょうか。
わたしの両親は勉強に関してうるさく言うタイプではありませんでした。
しかし、テーブルマナーや礼儀、作法などは厳しい方でした。
幼稚園児の頃にすでにわたしは「両親の名前」「家の電話番号」「親戚の電話番号」「生年月日」「家の住所」までは徹底的に叩き込まれ、覚えていました。
理由は簡単で、迷子になったりなにか問題が発生した時に、自発的にその問題解決が出来るようにです。
当然、携帯電話なんてなかった時代なので、友人の家の電話番号までいまだに記憶しています。
妻の実家では、上記に関することを教えていません。
箸の持ち方はぐちゃぐちゃ、肘をついて食事をする、食事中に悪ふざけをする、そしてさきほどの「自身の情報をまったく知らない」。
基本、妻が怒りわたしはあまり口を出さないというところから始まりましたが、今では超アメとムチが半端ないパパと思われていることでしょう。
昨日は長女・次女が三日間に渡り書道をサボるといった事件が発生。
これについても激怒。
さらに長女は、自発的に行動するタイプではないため、プールカード(体温を計ったり、親の捺印が必要)を義母に提出することなく学校へ向かい、その途中引き返し、自身が提出を怠ったのを棚にあげ、「もう行かない」と言い出し激怒。
すでにプールサイドからは準備体操をする声が聞こえたせいか、遅刻したことにびびり、学校前で「行きたくない」とぐずったので激怒。
彼女達が産まれた時から一緒なら、このように成長させてしまった自身が反省すべき点ですが、正直、わたしには何一つ非がない上に、この長女・次女を「お前達の教育が悪いから」という義父に鉄拳制裁したいところです。
という流れから「わたしたち夫婦の名前、両親の名前」「住所」「妻の電話番号」「生年月日」を徹底的に叩き込み、28日の最終テストの時に長女・次女がクリア出来なければ、今年はプールに連れていかない、という約束のもと、必死に復唱している二人。
明後日、どうなることやら。
出産。
先日、ついに妻のお腹にいた三女が産まれました。
立ち会いも出来て、へその緒も切りました。
産まれてきたときは、その神秘と感動で涙でした。
このブログにも書いたように、長女、次女は妻の連れ子であり、わたしにとっての初めての子は、この三女です。
本当に妻には感謝でいっぱいです。
さて、この出産前にとても気分の悪い出来事がありました。
妻の両親も複雑で、義父は妻の本当の父親ではありません。
唯一の血縁は、義母・長女・次女です。
この両親の考え方がとても問題のある家庭で、義父は女性蔑視、義母は男女差別反対を自ら訴えながらも、男性をものすごく差別する方です。
義母「子供を産むときの苦しみを男性に味あわせたい。女性は大変で子供を産んで偉いのだから、女性を大切にするべき」との発言をしました。
妻「神秘で素敵な経験だから、男性にも経験させてあげたい」
わたくしには義母の発言が「?」で仕方ありませんでした。
どちらが大変か、を言ってしまえば男女ともに生きるということは大変です。
そもそも、「子供を産むから偉い、女性を大切にすべき」という考えは様々な矛盾が生まれます。
子供を産まなくても、人生のパートナーとして選んだ妻はとても大切な存在であり、子供よりも親よりも目にいれても痛くない存在です。
このような発言が出たのは、きっと義母の今までの生き方、そしてのちに旦那となった究極女性蔑視の義父のせいでしょう。
めでたい日ながらも、とても悲しい一日でした。
下の娘にカミナリ。
自分の血が入っていようがなかろうが、妻の連れ子で、養子縁組となった二人は私の子供です。
マナー・ルールに、私はとても厳しいです。
昨日は次女が、お姉ちゃんとお友達に嫌がらせをしました。
次女は最近、ワガママが強く自分ルールで遊びたがります。
幼稚園を卒業し、小学生となった次女は今までとは違い、特に社会や団体での行動を学ばせる必要があります。
そのため、嫌がらせをしたことに対し、妻が次女にかなり大きなカミナリを落としましたが、それでも長女(小学校三年生)に謝らず、「怒らせたらマジで怖い」と言われている私が出動。
※ちょっとした揉め事や子供の喧嘩に対しては、普段うちの妻がスクランブル(緊急出動)です。
今までは「ごめんなさい」で許していましたが、小学生となればそれだけでは許しません。
「○○をしてごめんなさい」と、何に対して怒られてしまったのか、どんな過ちを自分は犯してしまったのかを言葉にした上で謝罪が出来なければ、絶対に許しません。
怒られている時は、その人の方に体を向け目を見て聞く。
当然のことです。
長女に関しては、わたしと暮らし始めて? なのか、最初の頃と何かが変わったのか、ものすごくお姉ちゃんになり、お手伝いを積極的にしたり、次女に対しても長女としての姿を見せています。
そのため、昨日の一件も次女と二人にさせたところ、「お姉ちゃんが○○したから、お姉ちゃんのせいで怒られた」と人のせいにする次女に対し、「あの時あなたが○○したからお姉ちゃんはこうした、だからこうなって、あなたはワガママ言って私たちに嫌がらせをした、怒られても仕方ないよね?」と理論的に時系列と合わせて次女に話をしていました。
隣の部屋で聞いていた私には、この長女の急激な成長に驚きました。
長女が二歳の時に、妻は元旦那と別れたので、子供達にとっては「父親・パパ」という存在を知らず、学校でも幼稚園でも周りの子が両親を参観日や運動会に連れてくるのを見て、羨ましかったのだと思います。
そんな我が家の二人は、私を公園に連れていくと自慢するかのように「うちのパパ〜!」とお友達に紹介しています。
嬉しくもあり、恥ずかしくもあり。
話が脱線しましたが、長女の真似をよくする次女には、大きく成長していく長女の姿を学び、お腹にいる三女には、この二人が良きお手本となることを期待して、今日も私は静かに帯電しているのでした。
カミナリ用の、ね。
自分との約束。
さて、三姉妹について続きを書きたいところですが、思いついたことを書くようにしているので、今日は「自分との約束。」について書きます。
男女ともに言えることですが、自分のパートナーにあれこれ口では、簡単に指図出来るもの。
これは自分の中でやめようと約束しています。
そこで「口も出すが金も出す」というスタンスを常にとっています。
例えば妻が「この服欲しい」と言った時は、見ざる言わざる聞かざるという感じで、「買えば?笑」です。
でも、わたしが妻に着て欲しい服に関しては「この服いいね!似合うから着てみ。はい、財布」と必ずわたしの財布から出すことにしています。
例えば妻の肌荒れ(特に妊娠中は女性は大変だと思います)が気になる時。
基本、体に害のないサプリから、化粧品、エステなど、必ずわたしの財布から出します。
「えー、優しい」と言っていただけるかも知れませんが、ある意味妻への当てつけです 笑
嫌な男です。
口だけじゃなく、金も出してるんだから、無駄にするなよ? 努力しろよ? と。
女子力の高さでいうと、東京タワーとスカイツリーくらいの差が我が家にはあり、前者が妻で後者がわたしです。
三姉妹(末っ子はまだお腹の中ですが)の服も、基本私が選びます。
妻よりも得意分野です。(一応、元モデルをさせていただいていました)
つまり「自分との約束。」というのは、相手に命令、指示を出すなら、その行動を起こさせるだけの支援をするということです。
これが我が家…というか、わたしの中での約束です。
ダブルスタンダード。
妻とは結婚する予定も、そのような考えもありませんでした。
最初から厳しいことを書いてしまいますが、わたし個人の考えでは「バツイチ、子持ちはNG」でした。
普通の家庭と比べてしまうと、余計に苦労をしてしまう点があると思っていたからです。
さらに、独身貴族だった自分が、まったく知らないどこかの男と作った子に対して、愛情だけでなくこれから成人するまでの費用を出せるのか!? という問題点が自分にありました。
ではなぜ「三児のパパに?」。
妻自身をとても愛しているため「この人との子供が欲しい」という考えがお互いに一致し、おめでた婚となり、必然的に連れ子の父親になるという流れになったのです。
今考えると、頭では「バツイチ子持ちNG」という考えがありながらも、すでにそうなることを受け入れていたのか? 予想していたのか?
そうなりたかったのか?
矛盾からなる、ダブルスタンダードな…考えだったのでしょう。
わたしは元々子供が大好きなので、この連れ子二人と初対面の時も、すでに帰りのお別れで泣かれてしまうというくらい馴染めたのも、良いスタートだったのかも知れません。
ただ、一つをのぞいて。
お腹にいる子も含め。
わたしの理想である、長男・長女、二児の父ではなく。
我が家は三姉妹なのです。
ご挨拶。
皆様、はじめまして。
いきなり三児のパパになった三十代の男です。
……サンパパとでも呼んでください。
さて、このブログを通して、自身の子供に対する教育や、考え、苦労などを書いていこうと思っております。
教育などは家庭によって様々であり、「我が家はこんな感じです」というのを少しでもお伝え出来たらと思います。
また、独身生活からいきなり相手の連れ子のパパ、ママになった方と少しでも共感出来たら幸いです。
不定期ですが、少しずつ書いていきます。
よろしくお願いします。